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2015-03-12 (Thu)
注)これはTRPG「ソードワールド2.0」の身内セッションの記録である。
  個人的な主観であるため、都合の良い解釈や間違いが混在しています。ご了承下さい。



僕の名前はツクシ。
神になるために集落から出てきた、タビット族きってのソーサラーだ。
先日、華麗に依頼をこなした僕は、その件で知り合った仲間達と共にカーザの町に滞在し続けていた。
僕位になると一人でも全然平気なんだけど、この人達は役に立ちそうだからね。一緒にいて損はないと思うんだ。

ある日、冒険者の店で食事をしてのんびりしていた僕達の前に、そいつは現れた。
未踏破の遺跡なんかを探してきて冒険者に売ることを生業とした探し屋。
グラスランナー族の、ランドという奴だ。
そいつは、僕達をじろじろと眺め回した後に、こう言ったんだ。
「君達に、ぴったりな情報があるよ」

それは、魔動機文明の遺跡の話。
一度は踏破された魔導士の邸宅らしいんだけど、このランドが手付かずの場所を発見したんだって。
何だか胡散臭い奴だけど、仕事ぶりには定評があるとのことで、僕達はその情報を買った。
そして、もう一人仲間がいた方がいいとのアルベルトの提案で、この冒険者の店の店主であるエヴァさんにいい人はいないか聞くことにしたんだ。

「良く聞いてくれたね。いい人がいるよ」
待っていたかのような返答。そうして、彼女の名を呼ぶ。
「エトランゼ。話は聞いていただろう。どうだい?」
呼びかけに、カウンターの端の席に着いていた女が振り向いた。
黒髪、切れ長の瞳。ほんわかしたフローラと対照的な、凛とした美人である。
そして、傍らには大きな銃。
ルーンフォーク。それも、マギテックの使い手だ。
確かに、魔動機文明の遺跡に行くにはうってつけの人選だ。流石の僕も、魔動機文字は読めないからね。

こうして、新しい仲間を加えた僕達は翌日、ランドの案内で遺跡に向かった。

そこは、半分土に埋まった状態の遺跡。
だけど、僕達の目的はその見えている部分じゃなくて。
ランドの指し示す先、山になっている部分に僅かに亀裂が見える。
そう。僕達がこれから探索するのは、この亀裂の向こう側なんだ。

ランドと別れ、僕のライトの灯りを頼りに亀裂の中へ入る。
そこは暗い廊下が続く道。間違いなく、邸宅の地下である。
僕達は慎重に廊下を進み、扉を見つけては部屋を調べて回った。
それにしてもレイヤは真剣に扉を調べるなぁ。罠なんかないのに。

魔動機文明の魔道士邸宅

<倉庫>
樽とかがいっぱい置いてある倉庫。
宝箱がふたつと、中心に石膏像があった。
でも、僕にはわかる。あの箱はモンスターだ!
宝箱はチェストトラップビーストだった。
石膏像には、綺麗な赤い石が付いていて、売ると高そう。

<私室>
ベッドに机。本棚やクローゼットがある部屋。
机の上に置かれた風化した書類が哀愁を誘うね。
本棚から売れそうな本を二冊。
クローゼットから北向きの針っていう、方位がわかるアイテムを手に入れたよ。
あと、魔晶石がふたつ出てきたけど、これはこっそり懐に入れておこう。

<東西南北の部屋>
扉に魔動機文字で東西南北ってそれぞれ書いてある四つの部屋。
中には中央に魔法陣。奥にオークっていう木製の魔法人形がいるよ。

<広間>
鍵がかかっていた部屋。
ま、僕の魔法にかかれば鍵なんてないようなもんだよね。
かなり広い部屋で、中央に小さな台座。それを取り囲むように魔法陣が四つあったよ。

ざっと見て回った結果、こんな感じ。
うん。これは上の部屋の魔法陣をどうにかすると、下の部屋で何かが起こる仕組みだと思うんだ。
とりあえず、東西南北の部屋の一つに入ったら、オークが襲ってきた。
レイヤの一撃で倒せるレベルだから、まあ、雑魚だね。僕がわざわざ魔力を使うまでもない。
そうしてオークを倒したけど、オークの死体は地面に吸い込まれて消えただけで何も起こらない。
ふと、フローラが魔法陣の上に乗った。
そうしたら何と、魔法陣は淡く発光したんだ。
慌てて下に降りてみたら、広間の魔法陣のひとつも発光している。
だけど、フローラが魔法陣から降りたら光は消えた。
レイヤが乗ってみる。光らない。
アルベルトが乗ってみる。光らない。
僕とエトランゼは、反応した。魔力に反応する仕掛けなのかな。
だけど、部屋は四つだから僕とフローラとエトランゼだけだと、全ての魔法陣を光らせることはできない。
一度、部屋を出る。扉を閉める。
再度扉を開けると、部屋の奥には再びオークが出現していたんだ。
つまり、こいつを利用して何とかするんだな。
オークを魔法陣の上まで誘導すると、案の定光り出す魔法陣。
そこですかさずオークを倒すと、オークは地面に吸い込まれる。
そして。
魔法陣は光をたたえたままだった。
よし。成功。後はこの調子で残りの三部屋も攻略していけばいい。
オークは弱いし、たまにはアルベルトにも活躍の場を与えないとね。
って、ずいぶん苦戦してるなぁ。あっ、攻撃を食らった。

そうこうして。
全ての部屋の魔法陣を輝かせた僕たちが階下へ降りると。

広間は灯りに照らされて。
中央の台座に、腕輪がひとつ。
レイヤが、腕輪を手に取る。
綺麗な腕輪だ。見た目だけじゃなくて、魔力もあるんじゃないかな。

だけど、僕の長い耳は危険を感知したね。
とっさに振り向くと、広間の入口から人のような影がふたつ。
レブナントとスケルトンだ。
まあ、大した相手じゃなかったよ。
スケルトンはフローラの威光の前にしっぽ巻いて逃げ出したし、新入りのエトランゼを始め、みんな強いからね。
もっとも。一番活躍したのは僕に決まっているけどね。

こうして、僕達の探索は終わったんだ。
戦果はそこそこ。いいお小遣いになったよ。
腕輪は予想通り魔法のアイテムで、しかも英知の腕輪+1だった。
僕も欲しかったけど、ここはエトランゼに譲ったよ。神になるべき男は、器の大きいところを見せる必要もあるのさ。

さて、次はどんな冒険が待っているかな。


つづく


ツクシ(種族:タビット)
ソーサラー Lv3
スカウト Lv1
成長 知力+1
特技
 ・魔法拡大/数
 ・魔法誘導
今回は、レベルアップはなしです。
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